うまいこと書いたつもり…イソップ寓話編

 

 

お気に入りの映画は、終わってからのその後が気になって、

 

自分なりに勝手に物語を考えたりしてしまいます。

 

七人の侍の勝四郎は、プロポーズするんだろうか…とか、

 

ブレランのデッカードとレイチェルは、

 

何処へ行くんだろう…とか(続編の小説はその後を書いていますが)

 

面白い映画ほど、えっ~ここで終わっちゃうの…で、

 

その後が気になってしかたがありません。

 

 

映画ではありませんが、教訓が好きなイソップ寓話のひとつ、

 

北風の太陽には前日譚があることを知り、

 

その後日譚を考えて書いてみました。

 

 

 

 

北風と太陽には、前日譚がある。

 

旅人の帽子を脱がせる、第一戦では

 

太陽が照ると眩しいので、帽子を深くかぶってしまい

 

北風は見事に帽子を吹き飛ばし、勝っているのである。

 

第二戦のコート脱がし戦では、ご存じの通り。

 

一勝一敗…そこで決着をつけるため第三戦が始まった。 

 

 

おばちゃんが丁度、川で洗濯を始めたので

 

どちらが早く乾かせるかを、競い合うことになった。

 

太陽はありったけのエネルギーでギンギンギラギラ。

 

おばちゃんは暑さにまいって洗濯を止めてしまった。

 

今度は北風がビュービュー頑張りすぎ、

 

洗濯物を吹き飛ばしてしまう。

 

 

 

 

おばちゃんは、天を仰いでブツブツと何かを言った。

 

 

それを聞いた太陽と北風は、お互い力を半分ほどに調整したので…

 

そう、その日は気持ちのよい洗濯日和になり

 

おばちゃんは楽しそうに洗濯を再開。

 

 

結果、太陽と北風は一勝一敗一分けで讃え合い

 

仲良く眠りについたとさ。

 

 

おしまい

 

 

 

教訓:おばちゃんパワーは卓球だけではない…

 

 

 

 

 

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