男鰥な映画-10(アクション編)予告編程度しかネタバレありません。

 

 

 

 

牛丼チェーンとか、女性のみでは入りづらいように、

 

映画のジャンルでいえば、暴力アクション満載の映画は男がターゲットだ。

 

最近の映画はリアリティーが半端なく、闘争心とか征服欲を

 

映画でスッキリさせるのは、重要だと思うが、

 

この歳になると、真似する輩が出てくるのではと心配になるほどである。

 

ただその反面、暮力の代償も、しっかりと描かれる映画が多いので、

 

その辺は感心することしきりだ。

 

 

 

ジョン・ウィック(原題: John Wick)…監督 チャド・スタエルスキー

 

 

 

本国版のポスターは、ネクタイが導火線のなって火がついている。

 

危険な人物の怒りに、火をつけてしまったということだろうか。

 

全体に暗く重苦しいデザインだ。一方日本版は、俳優の人気度に

 

あやかってのデザインだろう。色合いもお洒落で、見惚れるほど…

 

のコピーと共に、女性ファンへアピールするものになっている。

 

 

 

 

 

スターウォーズなど子供からの映画は、殺傷シーンをあっさりと

 

見せるので爽快感すら感じるが、この手のアクション映画の

 

リアリティーは、女性をターゲットにはしていないのだろう。

 

実際内容もハードオンリーで恋愛もからまないし、家族の物語でもなかった。

 

 

 

 

 

主人公はなぜ怒り、復讐に走ったのか…。当然奥さんの復讐と

 

思っていたのだが、違っていた。予想に反して妻は病死であり(悔しさに

 

同感したのだが)直接の復讐の原因ではなかった。

 

愛車を、空港で限界までの危険な走行するとか、

 

そしてプレゼントされたワンちゃんを可愛がる…

 

男やもめの寂しさと悔しさ(妻を救えなかった)を、表現するシーンがある。

 

 

 

 

 

任侠映画にはお約束の仲間がいる。命をかけあえる信頼できる友と

 

いったところか。主人公の仲間は、普段悪役が多い俳優陣なので、

 

どうなる事やらいろいろ勘ぐってしまい、ハラハラさせる。

 

上のウイリアム・デフォーは好きな俳優なのだが、

 

年相応の演技になり、ちょっと寂しく思う渋いんだけどね。

 

 

 

 

 

裏の社会も、最低限の秩序を守るためのルールがなのだろうが、

 

このホテルの掟を、しっかり描いたのには理由があるのだろう。

 

現実の世界でも、まっとうに生きていれば

 

関わることのない世界だろうし、反対に少しでも関わったらの

 

恐ろしさを、警告しているようで感心する。

 

上の二人は、ファッションも隙がなく、アクションもないのだが、

 

本当の裏社会の怖さを、じわっと感じるシーンだった。

 

 

 

 

 

妻との思い出のシーンでは笑顔も見られるが、凄腕の殺し屋以外

 

あまり主人公のキャラクターは語られない。

 

信頼できる仲間がいることは、最後、徹底した復讐っぷりで、

 

嘘をつかず、表裏のない不器用なヤツと思われるが

 

結婚で足をあらう話しを、是非続編では見てみたい。

 

撮影シーンは、悪役も本編では見せない笑顔でホットする。

 

演技とはいえ、役によっては後味は悪いんだろうなぁ…

 

 

 

 

 

 

イコライザー(原題:The Equalizer)…監督 アントワーン・フークア

 

 

デンゼル・ワシントン主演の、アメリカ版必殺仕置人だろうか、

 

テレビドラマシリーズ『ザ・シークレット・ハンター』の劇場版だそう。

 

ジョン・ウィックと戦わせたら互角の争いになりそうな、殺傷能力の設定。

 

日本版のポスターでは19秒でとあるが、ジョンと違うところは

 

拳銃だけに頼らない、あらゆる技をもっていそうなところか。

 

本国版ポスターでは、銃に対して素手で待ち構えているようだ。

 

 

 

 

 

妻を亡くして(理由はわからない)しばらく経つのだろうか。

 

毎日を規則正しく生活し、贅沢もせず静かに暮らしている。

 

仕事はホームセンターの店員だが、実は元凄腕のエージェントだった。

 

そのせいか毎晩眠れず、夜のダイナーで妻に関係する読書をしている。

 

そんなある晩知り合った少女が、暴行を受けたことにより…

 

導火線に火が…つくとおもったらつかない…金で解決しようとするが…

 

 

 

 

別にホームセンターで身を隠してるわけでもなく、静かな余生を

 

送ろうとしているだけなのだが、それに仕置人と違い頼まれたわけでも

 

ないのだが、結局誰かのために自己犠牲をすることに生き甲斐を見いだす。

 

一人になると、孤独感に耐えられなくなり、なにかしら社会と誰かと

 

関係を持たずにはいられないのは、同感するところだ。

 

誰かの役に立つ自分を認めることで、存在価値が増し生き甲斐になる。

 

映画では生死をわける出来事で表現しているが、現実のちょっとした

 

手伝いでも同じ事だろう。お節介にならないようにだが。

 

 

 

 

19秒の殺傷シーンの撮影風景だが、昔チャンバラの殺陣を、友だちと

 

真似したことを思い出した。こういったことが格好いいと思うのは

 

男の本能かなぁ。平和的に、この本能を満たすための映画とも言えるが、

 

スポーツで戦って、心身ともにヘロヘロになるのも良い解消方だ。

 

私は卓球で真剣に戦える相手がいることを幸せに思った。

 

 

 

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