映画は総合芸術…そのやや映像よりだと
エイリアン、ブレードランナーで世間をあっと言わせたスコット監督は
もともとCMディレクターだったそうで、それで納得したのが
タイポグラフィックの素晴らしさです。企業のマークから船内のピクトなど
小さなグラフィックも手をぬいていません。タイトルの出方とか、
元祖エイリアンをセルフオマージュしているのもニヤっとしましたが、
音楽もエイリアンのテーマがちらっと流れたりとか、
ファンサービスも忘れていません。
企業名がエイリアン2では「ウエイランド-ユタニ」社になっていましたが、
(WのバックにYが隠れているデザインは秀抜です!)
今回はまだ合併前と言うことで、ユタニの名がありませんでした…
ところがネットのテレビ電話の画面に「ユタニ」のマークを発見しました。
船内にも「注意」の日本語訳のピクトがあるので、東洋人パイロットは日本人?
スチールでは主役かと思っていた
女優さんが座っているのは、
味の素、ペンタックスのカメラなど
デザインした大好きなマークニューソンの
グルーオンチェアでした!
スペースシャトルもデザインしている
ニューソンなので、プロメテウス号の
デザインに関わっていたら、
うれしいんですが。
話は…特に人類の起源については…?
下の写真は本編には出てこない(意図的にカット?)シーンです。
まるで罪人のようで、冒頭の彼だと思いますが、ギリシャ神話でいう
プロメテウスが彼なんでしょうか?周りにいる人たちは
主人公たちが遭遇したエンジニアとは、ちょっと違うようなんですが
人間もいろいろ…宇宙人だって穏健派と好戦的な種族に別れても
不思議ではないのでしょう。エイリアンは何かに寄生しないと
育たないようですし、そのために人間が造られた…というのだけは
勘弁して欲しいなぁ。それとも人間に救ってもらいたくて造ったのかも。
いや…やっぱり生け贄の代わりに人間が必要だったとか。
最後は、撮影合間のスチール写真から俳優の笑顔がホット安心です。
緊張感連続のストーリーなので本編では見られない笑顔なんですが、
異星人の文明と遭遇したときは、パーティーするとか
もっと喜んで欲しかったかなぁ…
最後の3人?一人と2体?は、続編にも登場すると予想してます。
し…しかし謎が多くてネタバレにもなりません。